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脳のパフォーマンスを高めるには

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人体の最重要部位の脳。
脳の発達はありとあらゆることに影響することは誰もが知っています。
今日はそんな脳のパフォーマンスを高める方法をご紹介していきます。
脳に必要なもの = 酸素 + 栄養(ブドウ糖など) + 刺激
刺激とは = 活動 + 情緒
活動とは日常生活のこと。人と話したり、運動をしたりなどのインプットとアウトプットの繰り返し。
情緒とは興奮と抑制。交感神経と副交感神経。これが適度に案配されている状態。
これが脳を活性化させるのに必要。
さらに、脳の成長には適切な感覚情報が必要。
いわゆる5感。さわる、聞こえる、見えるなどなど。
分かりやすいので言うと赤ちゃんの成長。
お母さんに触れてもらうとか、話しかけてもらうとか、仰向けの状態からずりばいになった時の姿勢の変化によって視界が変わったりなど。
こういった観点で考えると、筋トレよりも圧倒的にスポーツ、特に球技をやったほうが脳の成長に繋がると考えられます。
筋トレは基本的に周りの景色が変わったり、自分の位置が高速で移動したり、目や耳や触覚など総合的に必要な感覚がスポーツに比べて少ないです。
もちろん筋トレは筋トレで、メリットがたくさんあるのでいいことなんですけどね。
ただ脳の発達という視点で考えるとスポーツ、特に球技に軍配が上がります。
幼少期に筋トレをすると身長が伸びないというのは都市伝説ですが、筋トレじゃなく遊んだりスポーツをしたりしたほうがいい理由はここにあります。
こういったことが不足して感覚情報が鈍いと、動作や姿勢や思考など中枢神経系でエラーが起きることが考えられます。
例えば歩き方がヘンだとか、それによって極端に脚が疲れやすいとか腰痛だとかにも繋がります。
あとは目が悪ければ目をすぼめて物を見ようとしてその時に猫背になるということも極端な例ではありますがありますよね。
そこからさらに派生して、姿勢とメンタルがリンクすることも分かっています。
体性感覚が鈍いことによって姿勢が悪化し、メンタルがマイナス方向に持っていかれ、終いには思考能力まで落ちるということがあるわけです。
こうなってしまうと当たり前ですが慢性的な疼痛にも繋がってしまいます。
このような形で、感覚情報が鈍いことによって起きる疼痛に対しては、
「腰が張ってますね~」と言って腰をマッサージしたところで対処療法でしかないということはご理解いただけると思います。
腰が痛くなってしまう本当の原因が、体の位置が自分が思っている場所と実際の場所との食い違いにあるのだとしたら、それを修正するしかないということです。
つまり簡単に言ってしまえば脳機能を高めることです。
脳機能を高めるというとちょっとハードルが高いように感じるかもしれませんが、
要は自分が思った通りの体の動かし方ができるようになればいいんです。
そのための手段としては運動をするなりウォーキングをするなりなんでもいいんですが、
何を選択するかは「今自分がギリギリできないもの」に取り組んでいただくのが効率良く脳機能を高められると思います。
あとは好きなスポーツをしたり、長続きするものがいいですね。
前回の記事の視覚情報の記事でも少し具体的な改善方法にも触れているのでよかったらそちらも参照ください。