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四十肩五十肩の検査方法
四十肩とは俗称のことで、正式には肩関節周囲炎といいます。
そして、肩関節周囲炎と言いましてもいくつかのパターンが存在しています。
まぁ要は肩が上がらなくなったら四十肩、と言われるのがほとんどですね。
で、今回はそんな四十肩のうちの1つであるインピンジメント症候群のチェック方法をご紹介したいと思います。
自分の肩が少し上がりにくいと思っている方は、試してみると自分の肩が黄色信号(または赤信号?)であることを確認することができます。
ちなみにインピンジメントとは、和訳をすると「衝突」という意味です。
衝突というとちょっと分かりにくいので、「挟み込み」と認識するとなんとなくイメージしやすいかも知れません。
棘上筋という肩の安定性を保つインナーマッスルが、肩の関節内で挟み込まれてしまう症状です。

さて、ではチェックのやり方ですが、
気を付けの姿勢から手のひらを後ろの方に回転させて外向きになるくらいまで持っていきます(肩関節内旋)。
その状態を維持したまま、腕を横から上げていきます。
この動作で肩に痛みが出れば、検査は陽性となります。
ちなみにこの肩の上げ方は、体が柔らかい方でも90°くらいまでしか上がりません。
肩の関節は、内旋したままだと腕が上に上げられないように出来てます。
内旋とはいわゆる巻き肩のことなので、巻き肩になっている人はそもそも腕が上がりにくいのです。
腕が上がりにくいということは、肩に無駄な力みが生じやすくなるので肩こりにもなりやすいということになります。
少し話は逸れますが関連情報として、トレーニングのお話も少し。
サイドレイズという肩のトレーニングがあるんですが、たまにサイドレイズを肩関節内旋を強調して行っている人がいます。
これは、インピンジメントを誘発しやすい動作になるので、トレーニングの際は気を付けて頂けたらと思います。
今回ご紹介したチェック方法で、痛みが出てしまった人は早めにケアをしておいた方が無難でしょう。
気になる方は是非お問い合わせください。