• personalcaresovice

つま先重心とカカト重心はどちらが良い?



スクワットやデッドリフトをする際にカカト重心で行うようにと指導されたり、そのような解説動画を観たことがあるという人は多いのではないでしょうか。

確かにカカト重心で行うと、臀筋群やハムストリングスに刺激が入りやすくはなります。

大腿四頭筋が過剰発達している人が多い現代では、そのように指導するのがセオリーになっているような気がします。

しかし、このカカト重心というものにも実は落とし穴があります。

人間には体性感覚という機能とボディマップという機能があります。

体性感覚とはただ立っているだけでも働いている機能で、

足裏から地面の床反力を感じて、今自分はつま先に重心が乗っているとか、かかとに重心が乗っているとか、小石のようなものを踏んだからうまいことバランスをとろうとか、そんな感じで皮膚感覚を通してバランスを維持するような感じの機能です。

ボディマップとは、自分の体が今どのような状態になっているのかを認識する機能です。

自分が運動をしている姿をビデオごしに見た時に、「え、自分ってこんなダサい動きしてんの?」という風になったことは誰しも経験したことがあると思います。

これは、ボディマップ(自分の思っている動き)と、客観的にみた自分の動きの誤差によるものです。

片脚立ちをした時に目を閉じた途端にバランスを崩してしまうのも、ボディマップの機能低下を視覚情報により補填しているという状態です。

さて、話は戻り、カカト重心だとどうなるかということを解説していきます。 カカト重心で活動を行いすぎると、体性感覚を通して脳がボディマップを誤認してしまうことがあります。

カカト重心というのは運動連鎖上では、骨盤後傾・猫背とセットになる動きです。

骨盤後傾で猫背の状態で体のパフォーマンスが高いかと言われればもちろん低いですよね。

そういう視点で考えた時に、スクワットやデッドリフトで臀筋群やハムストリングスを鍛えたいからといってカカト重心で行いすぎるのも考え物ということになります。

もちろん、つま先重心でトレーニングを行うと床反力のベクトルが膝に負担がかかりやすくなるので結果として大腿四頭筋に刺激が入りやすくなります。

同様に、カカト重心でトレーニングを行うと床反力のベクトルが股関節に負担がかかりやすくなるので臀筋群やハムストリングスに刺激が入りやすくなります。

臀筋群やハムストリングスはパフォーマンスを上げる上でマストな筋肉ではあるのですが、鍛えることをゴールにしてしまうと逆効果なことをやってしまうこともあります。

臀筋群やハムストリングスを鍛えるのはあくまでも手段であり、ゴールではありません。

このように、単純に筋肉に刺激が入るかどうかだけでトレーニング方法を決めるのはおすすめではありません。

何か心当たりがある方は少し考えてみてください。

気になることがあれば是非お問合せください。

0件のコメント

最新記事

すべて表示