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お風呂、サウナ、お白湯の効果って実際どうなの?

「半身浴で代謝UP」
「サウナで汗をかいてダイエット」
「お白湯を飲んで体温を上げよう」
などと言われることがあります。
でも実際のところどれくらい効果あるのか。
ダイエットに効果があるのかどうかという点についても考えてみたいと思います。
結論から言いますと、効果はかなり低いです。
これら3つは深部体温を上げることで効果があるということになっていますが、実際はすぐに元に戻るので持続性がありません。
人間の体温には2種類あって、表面の皮膚体温と内部の深部体温があります。
深部体温が上がるとたしかに代謝は上がりますが、この深部体温の上げ方にも2種類あります。
それは外的に上げるか内的に上げるかです。
お風呂、サウナ、お白湯、などこれらは全て外的な影響です。
人間は恒常性の生き物なので、変化があったとしても元に戻る習性があります。
いつも体温が35.5度の人が、お白湯を飲んだからと言ってその後ずっと36度にはなりませんよね。
つまり外的な要因で体温を上げたところで、一時的にすぎないのです。
内的要因による深部体温の変化であれば、恒常性の上書きをすることが期待できます。
恒常性の上書きとは、簡単に言ってしまえば、「当たり前の変化」、「デフォルト設定を変える」みたいなイメージです。
では内的要因とは何かというと、すごくシンプルです。
それは食事、運動、睡眠です。
これらをバランス良くすることで、自然と体温は上がります。
ダイエットがしたいという方は是非、食事運動睡眠がしっかりしているかどうか見直してみてください。
こんな記事を書いているとお風呂やサウナやお白湯を否定していると思われてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。
ストレス発散になったり、発汗作用を促したり、お腹を温めるという意味では良い物だと思います。
ただ、これらの効果が誇張されてしまっているケースをよく見るので、今回は現実的にどうなのかという記事を書かせていただきました。